(直接的なポール・ネタじゃないんですが、覚え書きとして)
今年は a-haがらみで観た映画が2本あります。
アイルランド映画の「シング・ストリート」と、ノルウェー映画の「イエスタデイ(原題はBeatles)」です。
「イエスタデイ」は、今週末、10月1日公開です(正式公開前?の、映画祭と試写会で観ました)。
どちらも、観ようと思ったのは、「ロックの本場イギリスに憧れる『地方』の子の話」だったからです。その上a-haが関係している! 観るっきゃないでしょう。
ロックが題材になった映画は、沢山ありますが、この設定ならきっとグッとくるだろうと思ったんですよね。
自分がそうだったから。
70年代後半にロックに惹かれる自分に気が付いた時から、イギリス(ロンドン)は、ずっと憧れの遠い街でした。
日本なんて、ド田舎だと思っていました・・・。
(私が住んでいたところからは、30分ほどで輸入盤や輸入雑誌が手に入る街に出られたので、そんなにド田舎ではなかったんですけどね)
【若干ネタバレがあるので読みたくない人は、こっから先は開かないでね】
ストーリーは少し似ていて、どちらも、女の子がきっかけでバンドを始める10代の男の子が主人公。
音楽的メンターの「お兄さん」が出て来るところも似ている。
キーワード「happy sad」と「sugar & salt」も似てるね。
日本語だと、「甘酸っぱい」「ほろ苦い」に近いけど、もっとネガティブでもっとポジティブ。
自分自身は、バンドは始めなかったものの、ロック好きになったことで「仲間と始めた事」というのはあり、友人の「お姉さん」がいろんなバンドのいろんなことを教えてくれたりイベントに連れて行ってくれたりしたので、共感できるストーリーでした。
まあ、私の場合は、身近にあんなにキュンキュンするような相手はいなかったんですけど、まあ、そのかわりに、いろんなミュージシャンに勝手にキュンキュンしたりしていたわけですが(照れくさいなw)
舞台はそれぞれ60年代のオスロと、85年のダブリン(アイルランド)。私自身がリアルに体験したのは85年の方なので、ストーリーにからんでくる小ネタがいちいちツボって笑えて笑えてたまらんかったですw いちいちバンドのファッションをまねっ子しちゃうところとか、John Taylorネタとか、モートンの音域なんて出せないよってところとか、フィル・コリンズなんか聴く男は女の子にもてないと断言されるところとかw
しかし、60年代のオスロの方は、a-haファンとしては、ぽーさんとマグっちの少しお兄さん世代の話なので、妄想のネタになるのは間違いなし(映画の舞台は67年なので、その頃の彼らはまだ小学低学年・・・)。
特に内気で目がでかい主人公が手紙を一生懸命書いているところとかが、ぽーさんぽい!と一部で言われております(笑)
恋、家族、友情、成長・・・と、どちらも青春ストーリーの王道要素たっぷりで、舞台になる街並も綺麗です。
そして、結末は、どちらも、意外な展開!
そこはここには書かないでおこう・・・。
あ、『イエスタデイ』のサントラは、マグネが担当してます。
オリジナルのビートルズもかかりますが、マグネの声が劇場で聴けたのは、ちょっと嬉しかったな。
http://gaga.ne.jp/singstreet/
http://yesterday-movie.com/