3.4.14

‘MORE MUSIC IS ON THE WAY’ [a-ha.com unofficial translation]

http://a-ha.com/news/articles/music-on-the-way/

「さらなる新曲を準備中」

# I waited for the official Japanese translation on a-ha.com for 3 days as "official one" must be updated first (they haven't updated for more than one month and does not translate “all” articles - it seems they would take a rest for a while again... so I just translated this for my own reference.)

★オフィシャルの翻訳をしばらく待っていたのですが、まだ時間がかかりそうなので、自分用に翻訳してみたものをシェアします。ポールらしい回答が面白すぎます。後半が楽しみ!

2014年3月31日 CATHERINE 投稿

先月、私たちはファンの皆さんにa-ha.comでのQ&Aでポールに訊きたい質問を送ってくださいとお願いしました。反応はすさまじいものでした! 皆さん、よく考えられた質問をありがとう。そして、ポールが答えを書くまで辛抱強く待ってくれたことにも感謝します (^-^)


以下は、Q&Aの第一部。第二部も今週の後半に公開する予定です。

とりあえず、行きましょう。ポールが3年分、追いついてきたのです。
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ポール、こんにちは。まずは、85年からずっと素晴らしい音楽をありがとう。あなたの、a-haとSavoyでのレコードは、僕のターンテーブルやCDプレイヤーから離れたことはありません。

訊きたいことは無数にありますが、「シカモア・リーヴス」の最初のアイディアがどこから来たのかなということです。音楽的にでも、歌詞についてでも。テーマとしては「ルージング・ユー」のBサイドです。誰が主人公なのか、それともあなたが雨の夕方にドライヴしていたのでしょうか?あの曲はフィルムのために書かれたのか、それともあなたの考えたフィルムのための曲なのか? (デヴィッド・)リンチが、あなたが曲を彼に送ったあと、アイディアもしくはタイトルを盗んだとどこかで読みましたが・・・? 彼がその曲を好きだろうっていうのはわかります(Henrik Irgens)

優しい言葉をありがとう、Henrik...こないだのクリスマスに僕から送ったフルーツ・バスケット、美味しかったらよかったんだけど(冗談)(訳注:事前にワイロを贈ってあったということですね^^;)

「シカモア・リーヴス」ね。ああいう歌詞は、ギフトみたいなものだ。何故なら、音楽とリズムはすでに存在していたみたいだったからね。

僕にとっては、あの曲は、初っ端から独特な面を持っていた。確かに僕らはあの曲を、デヴィッド・リンチにビデオを作ってもらえないかということで送った。だが、彼はTVシリーズ「ツイン・ピークス」をどうやって終わらせるかで苦心していて、僕らのビデオの仕事にはかかれないのだと聞かされた。だけどね、そういうことだったんだ。5分で何か思いついても、何か足りないものを探すのに5週間かかるっていうこと。
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ポール、『フット・オブ・ザ・マウンテン』のアルバムが、元々「デジタル・シンセ・サウンド」色が濃いから『デジタル』になる予定で、『アナログ』は「アナログ・ロック・サウンド」のアルバムだからだっていうのは本当ですか?3人で「a-haサウンド」が「アナログvsデジタル」のどっちがいいかっていうテストをしたということですか?(Declan Hughes)

誰かからのアドバイスだったんだと思うけど、考慮されたというわけじゃなかったよ。その言葉は僕にとってそれほど魅力的に響かないね。
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こんにちは。実は私のは実際は質問というわけではありません。私はただ、あなたに感謝したいのです、ミスター・ワークター(もしくはサヴォイでしょうか。申しわけありません)。私が小さな少女だったころから、あなたの音楽は、私を本当に幸せにしてくれてきました。今までのところ、a-haは私の好きなバンドのひとつで、あなたがa-haの後で作った音楽は素晴らしい以上の何ものでもありません。本当に、いくら感謝しても足りることはありません。ミスター・ワークター、本当にありがとう。あ、質問もひとつありました。新しい音楽を、私たちはいつまで待てばいいのでしょうか?(Kira Renteria)

またフルーツ・バスケット進呈だ。 さらに新曲は準備中だよ。
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ポール、こんにちは。レコーディングやパフォーマンスをソロ・アーティストとしてやるのと、バンドのメンバーとしてやるのでは、どっちがいい?

それから、なぜあの素晴らしい「Weathervane」の曲はノルウェー国外でリリースされなかったの?あなたは、世界中にファンがいる世界的なロック・スターなのに。(Andrew Bowes)

どっちも好きだよ。

音楽を作ったあとプロモートをするのは、あまり得意じゃないんだ。作ったものを表に出して、助けてくれる適切な人を探して・・・とか。
だいたい、終わったら次のことを始めちゃうんだ。でもさ、FacebookInstagramSoundcloudも始めたんだぜ。びっくりだろ?
(訳注:画像はInstagramにアップされた、Augieが描いたポールの絵です^^;)
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ポール、こんにちは。私はここ数年、何度もオスロに行っていて、町のだいたいの場所やバーも知っているの。白状すると、オスロで町歩きをしているときは、どこかの通りや特別な場所が、あなたの曲にインスパイアしたんじゃないかなって思っています…。

同じようなインスピレーションの続きで、私はクヌート・ハムスンの「飢え」を読んで、『スカウンドレル・デイズ』に収録されている曲と、ハムスンの作品の類似性に感銘を受けたの。

私のa-haの好きな曲トップ5は、みんな風、寒さや冬、雨、そして夜に繋がりがあるの。「ハリー・ホーム」、「ウェイト・オブ・ザ・ウィンド」、「シカモア・リーヴス」、「コールド・アズ・ストーン」、そして「スタート・シミュレーター」。出来たらこのなかから1曲、次のツアーで歌ってくれませんか?モートンが何曲か歌ってくれたのと同じように。この5曲を聴くと、あなたのことを思い出すのです。

最後に、私はWaaktaarが一曲だけのプロジェクトでないことを願っています。あなたにはシンガーとしてもミュージシャンとしても素晴らしいポテンシャルがあると思うし、あなたのソロ、Waaktaarとしてのキャリアも見ていきたい。ノルウェーでのツアーを早く発表してね、行くから!グッド・ラック!!サン・パウロからのハグを!(ポルトガル語)(Lily  Krás)

ハイ、リリー

オスロは僕が育ったころと今では随分違うし、どこでも歩いてまわることは出来るよ。僕もそうしていた。独特の強いカラーがあった、そしてもちろん、あの頃は、離れたいとだけ思っていた。

クヌート・ハムスンの「飢え」(それから他の作品も)は、ノルウェーではとても有名だ。ここ米国での「ライ麦畑で捕まえて」や、かの国での「罪と罰」のようにね。ティーンエイジャーの頃に読むと、キャラクターたちの中にしばらく溶け込んでしまえるような本だ。

今、僕はWaaktaar名義のアルバムのリリースの準備中だ。夏が終わってそうかからず用意できるだろう。その前に何曲かアップロード出来たらいいと思っている。
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あなたの一番思い出深い、もしくは好きなa-haとSavoyの曲のギター・アルバムを限定盤で考えてみていただけませんか? 初期から現在までで。選曲はあなた独自のもので!(Barnaby Strong)

それは本当に面白いだろうね!
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Jan Ohmdahlのa-haの本(訳注:The Swing of Things)であなたが答えているa-haのトップ10ソングの、No.6の「タイム・アンド・アゲイン」についてです。あなたはあの曲を誰かがカバーしてほしいと書いています。誰が歌うのがいいと思いますか?ドイツの才能ある女性シンガー Helene Fischerはどうですか? そしてあなたがプロデュースすればいいと思います (^-^) (Alexander Schill)

Alexander、あの曲は元々女性ヴォーカル用に書いたんで、だから、確かにそれは考慮してもいいと思う。実はもうすでに「準備完了」なヴァージョンがあるんだ。
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ポール、僕はあなたのSavoyでの作品もフォローしています。そして…気に入っていません。ごめんなさい。あなたの新しい作品は、もっとa-haに近いジャンルだと思います。僕は正しいですか?
新しいアルバムの発売日はいつでしょうか? ありがとうございます。(Mauro)

ハイ、Mauro

君が正しいかどうか? どうだろう、僕にとっては混ざったものだから。
追伸:君にはフルーツ・バスケットはナシ!
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ポール。新曲が聴けて素敵でした。しばらく前に、あなたが機材を売りに出すって聞いた気がするんだけど、売って後悔したものってありましたか?持っておけばよかったっていうものとか? (Miranda-ha Joy Neo Worby)

ああ、何年か前に、Max Martinにヴィンテージのシンセを20台ほど売りに出したよ。Bridgesのアルバムで使ったGibson SGを売りに出したのは後悔してる。買い戻したいよ。
シンセ・ギターと交換したんだけど、そのおかげで僕らは金持ちで有名になれたんだ。

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-少し前に、あなたが、他のアーティストに曲を作ってプロデュースをしているっていうニュースがありました。それからLinnea Daleの話を聞きました。他の誰かと仕事をしていますか?それから、仕事をしてみたいのは誰ですか?

-あなたは、ソロとしてのカムバック・ソングに「Manmade Lake」を選びました。この曲は元々a-haの『フット・オブ・ザ・マウンテン』に収録される予定でした。何故、新曲でなく、あえてこの曲を選んだのですか?それから、何故ヴォーカルにディストーションをかけているのですか?今後の音楽は、さらにエレクトロニックになるということですか?

-それから最後の質問、でも最小の質問ではありません。私たちはいつあなたの新しいアルバムが聴けるのでしょうか?私たちは寂しいんです。 (Caterina Quaglia)

ああ、確かにLinnea Daleとは3~4曲やったし、ものすごく楽しかった。ずっと、彼女の声はかなり好きだったんだ。一緒にやったのは “Better Days”, “Better without you” それから、3曲目は、かなりいい出来なんだけど、 “With Eyes Closed” 来月彼女のアルバムが出るからチェックして。

「Manmade Lake」は、しばらくの間気に入っていたんだ。アウトロ(訳注:イントロの逆。エンディングのこと)にオーヴァードライヴしたギターのリフが書けて、うまく使えるといいなと思っていた。ヴォーカルはギター・アンプを通すことで、雰囲気を強調し、歌詞にもつながると思った。特に2番の部分で。地対空型のヴォーカルっぽいと思う。

この2人については描写することは出来るんだ。船が出て、夜明けがきて、確かなことがわかる時期が来る。一人は宇宙とともに。二人の親しい友人は、母なる自然に囲まれている。実際はまだ生焼けで、一人は眠っていて、人工の湖でやるには何の問題もなかった。

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ハイ、ポール:これからの曲もしくは過去の曲をマルチトラックで(Apparatjikの最新アルバムのように)リリースすることを考えてはもらえませんか? 僕たちファンがリミックスできるように。ありがとう!(Carlos Macia)

もちろんだよCarlos。どれが必要?
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ハイ、ポール。私たちの質問に答えてくれてありがとう。近々ライヴを予定しているかどうか、本当に知りたいの。もしあなたがNYでプレイするなら、すぐに飛行機に飛び乗るわ(でも延期のアナウンスはしないでね!!) 「Manmade Lake」や他の新しい曲を聴くのを考えただけでワクワクするの。(Nicola Hunt)

沢山の人がギグについて訊いてくれるし、ギグをするのもいいね!僕らの息子がもっと小さくて、どこに行くにも背負って行けた頃はもっと楽だったのにっていうのは認めざるを得ないな。もうすぐ中学校だから、ちょっと大変になるんだ。何年もの間、ずっと旅をしてきてしてきたことすべてをまた経験できそうだっていうのは嬉しいんだ。

近いうちにライヴはやらなきゃいけないとは思ってるよ。
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どうか教えてください。あなたの奥深いところの想いや感情が曲の歌詞になって「外に出され」て「大衆に消費される」のは、どんな感じなんですか? (Helen Delargy Burr)

ヘレン、モートンか誰か他の人が歌うなら、いいんだ。そうすれば、その人の何かが「重なる」ことになる。でも自分が人前で歌うとしたら、僕はたぶんもう部屋から出てしまってるよ、へへ。
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「スカウンドレル・デイズ」という曲が、何故シングルとしてリリースされなかったのかが知りたいです。それから「ボーイズ・アドヴェンチャー」が『ハンティング・ハイ・アンド・ロウ』からの5枚目のシングルでリリースされそうだったというのは本当ですか? (David Whaite)

“Living a boy's”は、とても最初の時期に、シングル候補としてあがっていたんだ。デモがあがる前に、僕らは、スーパー・キャッチーでポッピーな何かをリリースすることにエネルギーを集中することになった。「ナッシング・トゥ・イット」とか「ドット・ジ・アイ」みたいな…シングルはラジオでかかるような軽い曲でないといけないって。

僕らはいつでも「スカウンドレル・デイズ」や「スウィング・オブ・シングス」みたいな曲をシングルにっていう提案をしてきたんだけど、ラジオに向いていないという理由をつけられてきたんだ。
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僕のミスターWSへの質問は:平行5度っていうのは…いいでしょうか、ダメでしょうか? (^-^) (Christpher Hopkins)

僕は「いい」ってことにしたいね。へへ。
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ポール、「Manmade Lake」を私たちにシェアしてくれてありがとう!とっても素晴らしいです!! ローレンのショート・フィルム Scent of a Womanの中の曲を作ったのは誰だろうかと不思議です。あなたも作曲に関わりましたか?(Mayumi Highbarger)

あの曲はとってもキャッチーで、ローレンが書いたんだ。レコーディングは、親愛なる誰かさん(訳注:ポールですね)が低料金でやった($0.-で)。気に入っているんで次のSavoyのアルバムに収録できたらいいなと思う。
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ハイ、ポール。これが訊きたくてたまらなかったの!何故、ガルシア・マルケスの「青い犬の目」を「ブラッド・ムーヴ・ザ・ボディ」で使ったの? たくさんの本がある中で、何故あの本なの?(Clara Cunha)

多分、その時、目の前のテーブルに乗っかってたんだろうな (^-^)
歌詞については、おそらく、三島由紀夫のほうに、よりインスパイアされてると思うね。
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ポール、あなたが2010年から今まで、曲を書かないなんて、レコーディングしないなんて、曲をリリースしないなんて、ありえないよ! あなたは音楽のために生きてる、それは確かだ。いつ僕たちに新しいアルバムを補給してくれるの?隠しておかないでね。 (^-^) (John Farnharm)

ハイ、ジョン。
このQ&Aですでに書いたプロジェクト以外に、あと2枚、今取り組んでいるアルバムがあって、それはとても、とても、僕にとって大切なものなんだ。
それらについては、いずれまた話をするよ。
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以上、ポールのQ&A第一部でした。第二部は今週の後半でポストされる予定です。そして、ポールの新しいソーシャル・メディアのチェックもよろしく:
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