11.4.22

The Waaktaar method [official website of Pål H. Christiansen 8th April, 2022]

https://www.phc.no/2022/04/08/the-waaktaar-method/


ワークターのやり方

April 8, 2022 By Pål H. Christiansen

ポール・H・クリスチャンセンは、Tessa Weitemeierの小説「Rain is Rain in Manglerud (モングレルでは雨は雨)」についてポール・ワークター=サヴォイと語り合った。その小説では、クリスチャンセン自身のキャラクター、ホーボー・ハイブロウが彼のヒーローと会うために戻ってくる。

今は2022年3月で、ポール・ワークター=サヴォイは新型コロナウィルスのための不本意な中断ののちツアーに出ようとしているところだ。世界中のファンが大好きなバンドを2年ぶりに見ようと待ち構えている。今月からa-haは南米、北米とヨーロッパでコンサートを行う予定で、皮切りは3月25日のブエノスアイレスだ。

闇の中から

今回私がワークター=サヴォイと話すのは、Tessa Weitemeierの小説「Rain is Rain in Manglerud」の英語版が今年5月に発売になるためだ。「Rain is Rain in Manglerud」は、私自身の小説「The Scoundrel Days of Hobo Highbrow」(2002年にノルウェー語の原著(Drømmer om storhet/大いなる夢)が発売された)の続編である。

売れない作家のホーボー・ハイブロウは、「The Scoundrel Days of Hobo Highbrow」の中では、a-haの狂信的なファンで、特にポール・ワークター=サヴォイを必死に追いかけてサイン入りの自分の作品をポールに渡そうとするが、結局はパトカー送りで終わってしまう。

「Rain is Rain in Manglerud」では、その何年も後のホーボー・ハイブロウに会うことができる。ホーボーは今、ワークター=サヴォイが子供時代を過ごした地域であるManglerudの小さなアパートの地下に一人で住んでいて、作家らしい頭で暗く、ほとんど何もしていない。彼のa-haのレコードはみんなボロボロで長い間聴かれていない。彼が新しい雑誌に書くことになり、彼の人生は再び動き始める。


三部作にすべきだ

2008年の「自分はホーボー・ハイブロウみたいだよ。」インタビューで、作品中でホーボーとポール・ワークターが出会う可能性について質問されたあなたは、冗談っぽく「三部先にすべきだよ」と答えました。Tessa Weitemeierが先に書いてくれたおかげで、ホーボーの本が二冊になりました。

「あんな変化球を受け入れて、誰かにボールを持たせて走らせられたなんて、良かったね。自分ならこんな簡単に行かないだろうな。」ポール・ワークター=サヴォイは笑った。

確かに私にとってちょっと驚きでしたが、自分のキャラクターとフィクションの設定をほかの作家に貸し出すというのはなかなか楽しかったです。

「君の物語が予測したように進まないのには、きっとインスパイアされるだろうね。」ワークター=サヴォイは語る。




作家の頭を克服すること

前述の2008年のインタビューでワークター=サヴォイは、彼自身の経験から、ホーボーがリアルなキャラクターのようだと思うか質問された。彼の答えは興味深い、特にワークター=サヴォイとa-haに対して時々マニアックにアプローチしてしまうすべてのファンにとって。

「完璧にそうだね。自分自身がそういう人間だ。自分に、活動のためのエネルギーやインスピレーションを与えてくれる人間にしがみつくんだ。自分自身、ほとんどいつでも、誰か素晴らしいミュージシャン、画家、作家に取りつかれているし、そんな対象について、どんな細かい事だって知って、自分に何かの関係がないか見つけたいと思う。自分の曲のヒントになる何かをね。」ワークター=サヴォイは、あの時そう言った。

Tessa Weitemeierの本は、長い空白の後にまた書き始めることについての内容です。登場人物のポール・ワークターは、この本の中でホーボー・ハイブロウと架空のインタビューを行い、考えを交換します。あなたが音楽が作れなかったり歌詞が書けなかったりしたら、どうしますか?

「作曲には波やフロウがあることをもっともっと認めて、自分がスランプの時には、何か手掛かりになるものを探す。いい面は、困難に打ち勝つことができたら更にエキサイティングだってことだ。」ワークター=サヴォイは答えた。


新曲は準備中

ポール・ワークター=サヴォイは、確かに、創造がストップしないいい方法を見つけたに違いない。彼の素晴らしい楽曲のリストは毎年どんどん長くなり、a-haやSavoyや他のアーティストにレコーディングされている。

コロナのためにa-haの今年予定されていたコンサートの回数は減りました。そして新しいフィルムとレコードも。 a-haとの旅路を続けていくことを楽しみにしていますか?また、近い将来のSavoyの新曲を期待してもいいのでしょうか?

「コロナとうまくやれるようになったなんて、俺は決して思っていない。だけど、来週くらいにはツアーを始めることになっている。こんな長いこと間をあけたあとで変な感じだ。俺たちが世界にいいヴァイブスを送れるようにと思っている。それとは別に、今年後半にリリースするいろいろなマテリアルの作業もしている。」

Tessa Weitemeierの「Rain is Rain in Manglerud」は、2022年5月25日にEpubliから出版される。

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ポール・H・クリスチャンセンさんの公式サイト

◆そんなこんなで南米からツアーも始まって、いきなりエリックがコロナウイルス陽性になったり色々ありますがなんとか続けられているようでほっとしています。
ステージの写真とか動画とかチラ見すると、ポールはご機嫌うるわしい様子。何よりです。
とにかく、ポールの新しいインタビューということで、久々に更新してみました(ハートマーク)

◇Rain is Rain ってのは、Savoyの「Rain」の歌詞からですね^^ 
名曲。そして歌詞もとってもいいです。普通は雨ってネガティヴなものと描かれがちですけど、ポールの場合は違う。それがいい。