8.4.12

Guitarist Diaries: a-Ha, iTunes Festival, London, 24th Friday


http://www.musicradar.com/guitarist/guitarist-diaries-a-ha-itunes-festival-london-24th-friday-244464

「ギタリスト」日記:a-ha, iTunes Festival, ロンドン 2009年7月24日
Simon Bradley, Fri 31 Jul 2009, 10:17 am BST


いつも、たくさんのギター中心のバンドがiTunesフェスティヴァルで自慢げに演奏する。今年はカサビアン、ノイゼットやおなじみオアシスなどははずせないところだが、怒りっぽいおいぼれリアム・ギャラガーにまたボコボコにされるのはもう沢山だ。そういうわけで、もう少し品があって、実際、もっと成功してきたバンドについて取り上げたい。



今回我々が「ギタリスト」誌読者に選んだのは、驚かせてしまうかも知れないが、恥ずかしくもなんともない。過去20年以上にわたり世界中で30,000,000枚のアルバムを売ってきたノルウェーの3人組 a-haだ。

読者の皆さんが紙とペンをとってa-haなんてシンセ・ポップのかわい子ちゃんバンドじゃないかと苦情を書き始める前に言っておくと、恒久メンバーのひとり、ポール・ワークター=サヴォイは、ステージの間、さまざまなギターを使っておなじみのヒット曲の数々にスパイスを添えていたのだ。

ギグは、すべてのiTunesフェスティヴァルのイベントと同様、カムデンのラウンドハウスで行われ、無料だったが、一定の社会層がものすごい人数で凌駕しており、二つの層がひとつになっていた。つまり、『テイク・オン・ミー』の時代にティーンエイジャーだった女性で、すっかりおばさんになっている女性が、ヴォーカリストのモートン・ハルケット、元気バリバリのキーボーディストのマグネ・フルホルメン、そしてワークター=サヴォイをもう一度目の前で見ようと待ち構えていた。初めてのTake Thatの再結成の時の狂乱を思い出せばいい。もう少し品はいいけど。

オープニングの『シャイン・オン・TV』からカタルシスのフィナーレ『テイク・オン・ミー』まで、ほとんどの観客がジャンプしていた--「ギタリスト」誌記者も、だ。ずっと楽しく馬鹿みたいに笑いながら。
オーディエンスの半分の女性がハルケットのつやつやした髪からピンク色の地肌がコンニチハしているのに気がついたときには涙していたようだが、我々は、そんなことより他に興味が、そして感動があった。ワークター=サヴォイのギターのダイナミクスだ。彼はFanoと専属契約をしており、JM6とともにクールな黄色いフェンダー・ジャガーと数台のアコースティック・ギターで素晴らしい効果をあげていた。

サポートはドイツからのReamonnだ。シュガー・スイート・ポップとU2っぽいステージのいい感じのミックスだ。だが、ノーザン・ラインでホテルに帰る途中、我々はまだ『テイク・オン・ミー』を歌っていた…。

a-haのニュー・アルバム「フット・オブ・ザ・マウンテン」は発売中。そう、かなりいいアルバムだ。

【おまけ情報リンク】
Fanoギターのサイト(日本語サイト)
http://www.apollonmusic.com/Fano/guitars.htm
JM6とはこんなギター(日本語サイト)
http://www.apollonmusic.com/fano/Fano-Lineups/jm6.html
Guitarist誌サイト(英語)
http://www.musicradar.com/guitarist